Arduino互換ボードを使ったロボット学習教材 最近は、Arduino関連のボードを使ったものが非常に増えてきました。その要因として、高性能ながら安価という価格面のものと、プログラミング環境が揃っている利便性があげられると思われます。ここでは、そのArduinoの互換ボードを使った学習教材が各社から発売される製品をご紹介いたします。 ■プログラミング環境からみたロボット学習教材 ▼パソコンを使わずにプログラミング出来るロボット学習教材 パソコンを使わずにどうやってプログラミングが出来るんだ?と思われるのも当たり前ですが、出来るんです。 ・JAPAN ROBOTECH RoboDesignerPlus TYPE II (RDC-102_TYPE II) コントロールボードの裏面のセンサ(フォトリフレクタ)を使ってプログラムを読み込みます。このセンサをライントレーサー用としても利用できます。搭載されてい る液晶モジュールでプログラムの確認が出来るようになっています。 ▼アイコン(ブロック)を並べてプログラミングをするロボット学習教材 レゴ・マインドストームの用にブロック等を並べて視覚的にプログラミングが出来るので、初心者の方でも簡単に始めることが出来ます。 ●アーテック Studuino(ス タディーノ) アイコンプログラミング環境が用意されています。アイコンパレットからプログラミングエリアにドラッグ&ドロップするだけでプログラムが出来ます。初心 者向けなので複雑な制御は出来ません。入門的なプログラミング環境です。 ●JAPAN ROBOTECH RoboDsignerPlusRDC-102(TYPE III) タイル(ブロック)を並べてプログラミングする環境TiColla for Arduinoです。プローチャートを作成するイメージに近い使 い方です。ある程度まで制御できるプログラミングが可能です。 ▼GUIを使ったプログラミングをするロボット学習教材 スクラッチ(Scratch)を使う事が多いですが、独自のプログラミング環境も有ります。 ●スクラッチ(Scratch) 子供達にも簡単に使えるように、MITで開発された教育用のプログラミング環境です。視覚的GUIで分かり易く、ブロックをドラッグ&ドロップするだけでプログ ラムを作成出来るようになっています。対応ロボット学習教材・JAPAN ROBOTECH RoboDsignerPlusRDC-102(TYPE III) ●アーテック・Stuuino mini(スタディーノミニ) ・Studuino(スタディーノ) ・アーテック Robotistシリーズ●ArduBlock(アルデュブロック) イメージ的にはスクラッチと同様なGUIプログラミング環境です。実際にはArduino IDEの入力インターフェースで、ブロックを積み重ねるようにプログラムします。 あくまでもArduino IDEの補助ツールですので、必ずArduino IDEでスケッチを開いてそこから起動し、そのスケッチに対してC言語のソースコードが書き出されてコンパイル/アップロードが行われます。 ArduBlockの編集エリアは50ステップ程度ですので、初期の入門用、または生成されたC言語のコードを他のスケッチにまとめて編集するといった使用方法と なります。対応ロボット学習教材・JAPAN ROBOTECH RoboDsignerPlusRDC-102(TYPE III) ▼Arduino IDE C言語の開発環境です。Arduinoではここで記述したソースコードを「スケッチ」と呼び、main部分だけを記述すればよく、Webや解説本等にサンプルス ケッチが沢山ありますので、C言語の入門用として最適。対応ロボット学習教材・Arduino互換ボード全て■機能性から見たロボット学習教材 ▼コントロールボードだけのシンプルなロボット学習教材・JAPAN ROBOTECH RoboDsignerPlusRDC-102(TYPE I、TYPE II、TYPE III) ▼センサと車輪付きのスタンダードなロボット学習教材 ・アーテック Robotistシリーズ Robotist Sensor Car ▼サーボモータも使える高度なロボット学習教材 ・アーテック Robotistシリーズ Robotist Transforming Robot Robotist Basic Robotist Advanced ・スイッチサイエンス RAPIRO(ラピロ) 12個のサーボモータを搭載した人型ロボット。サンプルプログラムが書き込まれているので直ぐに動きます。また、Arduino IDEを使ってオリジナルの動きをプログラミングする事が出来ます。