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ロボットの豆知識

 ロボットを語り、学習教材として活用する上で避けて通れないのが、アイザック・アシモフが著作の中で提唱した「ロボット工学の三原則(三法則)」ではないでしょうか。こちらでは「ロボット工学の三原則(三法則)」とは何かについてご紹介します。


>> アイザック・アシモフとは?

 アイザック・アシモフは1920〜1992年生まれのロシア系アメリカ人です。
アーサー・C・クラーク、ロバート・ハインラインと共に、SF三大巨匠の1人として知られています。生化学者として研究を続ける一方で学生時代からSF小説を書き始め、生涯で多くのロボットが登場する作品を残した作家でもあります。
日本では「人間は、無用な知識(トリビア)の数が増えることで快感を覚える事ができる唯一の動物である。」という言葉を残した事でも有名です。


>> ロボット工学三原則

 
「第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また何も手を下さずに人間が危害を受けるのを黙視していてはならない。」

「第二条 ロボットは人間の命令に従わなくてはならない。ただし第一条に反する命令はこの限りではない。」

「第三条 ロボットは自らの存在を護らなくてはならない。ただしそれは第一条,第二条に違反しない場合に限る。」

ロボット工学三原則は当初アシモフが意識的に考え出したものではありませんでした。雑誌編集者だったキャンベルがアシモフの作品を読んで、作品の根底にあるロボットの行動原理を見出しまとめたものが現在のロボット工学三原則となっています。人間が適応できない過酷な環境下で働くロボットや学習教材としてのロボットには絶対的に必要とされている法則です。


>> 三原則が生まれた背景

 日本では様々な創作物の影響により、ロボットは人間に協力してくれるものとしてのイメージが根付いています。しかし、欧米のSF小説でロボット工学三原則が生まれた背景には、「フランケンシュタイン・コンプレックス」という人間に対して害をなす科学技術に対する恐怖が根底にあるからかもしれません。フランケンシュタインとはM・シェリーによって書かれた怪奇小説で、暴走した科学技術は人間に危害を加えるというイメージを決定付けた小説でもあります。


 現在の科学技術やプログラミング技術では、ロボット工学三原則を完全に遂行するロボットは未だ生み出せていません。
当店では学習教材としてもご活用いただける組立キットやカスタマイズ部品を取り扱っていますが、当店の取扱アイテムが未来の機械工学エンジニアを生み出すきっかけになれば幸いです。


関連リンク

>> 実験の結果ロボットがロボット工学三原則を守るのは困難だと判明

>>
ロボットは倫理の狭間で葛藤する:実験結果 

>> ブログ:コンピューターは人類を超えるか

>> 殺人ロボットは「ロボット工学三原則」の夢を見るか?(前編)

>>
殺人ロボットは「ロボット工学三原則」の夢を見るか?(後編)