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■特徴 ・シリアル通信によりDCモータを駆動するボード AGB65-DCM
(DC Motor controller) は1つのシリアルラインで制御できるモータコントローラです。 制御できるモータ電圧最大25V、最大供給電流は2A(各チャンネルごと)。マブチモータなどの、一般的にホビーで使われている小型モータのほとんどに対応できます。 ・2モータまでの回転方向と出力調整 出力チャンネルは2つあり、それぞれの回転方向と出力を制御できます。個別駆動、2つ同時駆動が可能。出力はPWMにより0〜100%の1%単位での指定が可能。 ・マイコンやPC、Linuxボードと簡単接続 シリアル通信は5Vレベルなので5V系のマイコンと直結して使うことができます。又、オプションの使用により、RS232C、USB、Bluetoothでの通信も可能です。よって、シリアル通信の機能が使えるものなら、PC、マイコンを問わず簡単にモータを操作することができます。 ・1ライン最大8個までのモータを制御可能 本製品はジャンパ設定のID切替により4台までを同一シリアルラインに接続することができます。つまり、1つのシリアルポートで4×2=8個のモータ制御が可能です。 ・ロータリエンコーダ入力 インクリメンタル式のロータリエンコーダを接続することができ、パルス数指定による位置制御が可能です。 ※チューニング作業が必要です。モータ制御に関する知識が必要です。 ・他のAGR65シリーズに接続可能 他のAGB65シリーズのセンサやコントローラと同じシリアルラインを共有できます。 ・最大460Kbpsの高速通信が可能! 通信速度は最大460.8Kbpsに対応し、高速にデータを送信することが出来ます。(初期設定は115.2Kbps) 注)PCは115kbpsの速度を出せるものがほとんどですが、マイコンの場合はクロックによっては正確な115Kが出ないものがありますので注意してください。クロックの選択は各マイコンのデータシートを参照願います(H8TinyやPICなどの低速マイコンの場合は115200の倍数のクロックを使う必要があります。)
。浅草ギ研製Bluetooth無線と接続し、460.8Kbpsで通信することが可能です。
・電源搭載で外部に電源回路不要!バッテリ駆動が可能! ボード上に電源回路を内蔵し、外部に電源回路が不要で、バッテリなどで駆動することができます。
・40x50mmの超小型設計! ロボットなどに基板を搭載する場合はその大きさがネックになりますが、本製品は極力小さい部品で構成されており、実装面積が小さくて済みます。また、基板の4角には取り付け穴があります。(穴系2.2mm、M2ネジ用)
■仕様
基板用電源 |
+7.0〜+35V (*1)
コネクタ:日圧B2B-EH(9V電池ケーブル付属) |
基板消費電流 |
80mA |
モータ用電源 |
2.5〜20V |
モータ用電流 |
各チャンネル2Aまで出力可能 |
チャンネル数 |
順方向/逆方向電流制御ポート ×2チャンネル |
PWM分解能 |
1〜100%までの1%単位の出力設定 |
PWM周期 |
任意の周期に可変。 |
通信設定 |
8ビット、ノンパリ、ストップ1ビット フロー制御なし
非同期通信 |
通信規格 |
TTLレベルEIA232C準拠 (*2) |
通信速度 |
9600bps/115200bps/460800bps (ジャンパで切替)
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固有ID |
28〜31 |
寸法/重量 |
寸法40x50mm 重量:9g |
付属品 |
■AGB65電源ケーブルx1 (基板と9V乾電池をつなぐケーブル)
■電源延長ケーブルx1 (二台目のAGB65と電源を共有するケーブル) ■通信ケーブルx1
(二台目のAB65と通信ラインを共有するケーブル) ■モータ用電源ケーブルx1 (モータ用電源を接続するケーブル) ■ジャンパピンx1
(電源バイパス用) | (*1)高い電圧になるほど効率が落ち、発熱量が増えます。12V以下での使用を推奨。 (*2)5V系のマイコンと直結できます。PCなどと接続する場合は別売のAGB65-232C又はAGB65-USBが必要になります。
■DCモータと電源の接続 本コントローラは、コントローラ自体の電源は7〜35V、モータの電源は2〜25Vになっており、基本的にはコントローラ用とモータ用の2つの電源が必要です。但し、モータ用電源が7〜25Vの場合は、コントローラ用電源と同じ電圧となるため、モータ用電源のみで動かすことも可能です。 <2電源方式> マブチモータなどは通常は3V駆動なので、コントローラ用とモータ用の電源は別になります。この場合は下記のようにモータとバッテリをつないでください。
<1電源方式> モータが7V以上で駆動できる場合は、「BY」に付属のジャンパピンをさすと、モータ用電源がコントローラにも供給されます。
■ロータリエンコーダの接続 ロータリエンコーダを接続して、位置制御することも可能です。ロータリエンコーダはA/B相があるインクリメンタル方式のものに対応しています。この場合の接続は次のようになります。
ロータリエンコーダで制御する場合は、シリアル通信で、パルス数と回転方向を指定すると、PID制御により目的の回転位置までモータを回すように制御します。
エンコーダ入力の回転速度の上限は2000pps(puls/sec)です。よって、モータ軸に直接エンコーダがついているような高速のシステムには使えませんので注意してください。ギアドモータの途中軸又は最終軸にエンコーダがついているようなシステムでの使用を想定しています。 モータ、ギアなどは色々な種類がありますので、エンコーダを使用する場合はチューニングが必要です。本ボードでは、PWM出力変化によるPID制御で目的パルスまでの回転制御を行いますので、P・I・D値及びPWM周期が調整できるようになっています。PID制御、PWM出力については、書籍又はインターネット情報などを参照ください。完全な知識は不要ですが、ある程度の知識が無いとうまくチューニングできない可能性があります。
■接続例
商品番号 |
2400000015000 |
商品名 |
DCモータコントローラ AGB65-DCM |
定価 |
6,000円 |
販売価格 |
6,600円 |
税別価格 |
6,000円 |
メーカー |
浅草ギ研 |
送料区分 |
送料別 |
配送タイプ |
小型 |
在庫 |
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